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chumbyでasahi.comのニュースを表示するウィジェット

posted by jun-g at Tue, 04 Nov 2008 00:33 JST

先日chumbyを購入しまして、早速asahi.comのニュースを表示するウィジェットを作ってみました。

まだ日本語が表示できないようなので、CGI側でニューステキストから画像を生成し、Flash側でその画像を横スクロールで表示するようにしてみました。

まずはCGI側。gdを使ってテキストを画像化します。news.cgiという名前で保存して適当なサーバに置きましょう。crossdomain.xmlも忘れずに。

#!/usr/bin/env python
# coding: utf-8

from cStringIO import StringIO
import random
import sys
import urllib2
from xml.etree.ElementTree import ElementTree

import gd


FEED_URL = "http://rss.asahi.com/f/asahi_newsheadlines"
WIDTH = 320
HEIGHT = 240
FONT_SIZE = int(HEIGHT * 0.8)
FONT_NAME = "ipag.ttf"


def _get_news():
    f = urllib2.urlopen(FEED_URL)
    dom = ElementTree(file=f)
    f.close()
    news = list()
    titletag = "{http://purl.org/rss/1.0/}title"
    for item in dom.getiterator()[1:]:
        if item.tag == titletag:
            text = item.text
            if text.startswith(u"AD:"):
                continue
            news.append(item.text)
    return random.choice(news)


def main():
    news = _get_news()
    width = int(HEIGHT * len(news) * 1.07) + (WIDTH * 2)

    img = gd.image((width, HEIGHT))
    color_white = img.colorAllocate((255, 255, 255))
    color_black = img.colorAllocate((0, 0, 0))

    img.fill((0, 0), color_white)
    img.string_ttf(FONT_NAME, FONT_SIZE, 0,
        (WIDTH + 1, HEIGHT - int((HEIGHT - FONT_SIZE) / 2)),
        news.encode("euc-jp", "replace"), color_black)

    f = StringIO()
    img.writeJpeg(f, 20)
    f.seek(0)
    sys.stdout.write("Content-type: image/jpeg\n")
    sys.stdout.write("\n")
    sys.stdout.write(f.read())
    f.close()


if __name__ == '__main__':
    main()

次はActionScript。showNewsImage.asという名前で保存。適当なサンプルを見ながら勢いで書いたので変な事してるところがあるかも。ツッコミ歓迎。

class ShowNewsImage {

    private var mcName:String = "NewsImage";
    private var imageURL:String = "http://example.com/cgi-bin/news.cgi";
    private var displayWidth:Number = 320;
    private var intervalId:Number = 0;

    public function ShowNewsImage(mc:MovieClip) {
        loadImage(mc);
    }

    private function loadImage(mc:MovieClip) {
        mc.createEmptyMovieClip(mcName, mc.getNextHighestDepth());
        var mcl:MovieClipLoader = new MovieClipLoader();
        var listener:Object = new Object();
        var me:ShowNewsImage = this;
        listener.onLoadInit = function(lmc:MovieClip) {
            lmc._x = 0;
            lmc._y = 0;
            me.intervalId = setInterval(me, "onTick", 10);
        }
        mcl.addListener(listener);
        mcl.loadClip(imageURL, mc[mcName]);

    }

    private function onTick():Void {
        if (_root[mcName]._width + _root[mcName]._x - 5 < displayWidth) {
            clearInterval(intervalId);
            loadImage(_root);
            return
        }
        _root[mcName]._x += -5;

    }

    static function main() {
        var app:ShowNewsImage = new ShowNewsImage(_root);
    }

}

でもってコンパイル。MTASCを使用。

$ mtasc -swf showNewsImage.swf -main ./showNewsImage.as -header 320:240:12

swfが出来たらprofile.xmlを作って一緒にUSBメモリに入れ、chumbyに突っ込んでブート。

これですべて上手く行くと思ったんですが…以下の問題が。

  • PC上のブラウザで見るよりスクロールがかなり遅い
  • 画像が途中で切れる?

画像が切れる問題はFlashPlayerでも再現しました。swfdec-playerだと問題ないんですが…。

続きはまた来週。

FreeBSD + Wine で Flash9 を使う

posted by jun-g at Sun, 27 Jan 2008 17:46 JST

なんだか最近Flex/AS3が流行っているみたいで、丁度最近FreeBSDのports treeにもFlex2 SDKがcommitされたので僕も勉強しよう、って思ったんやけど、肝心のFlash9が動かないというガッカリな状況なので諦めていたところ、Wine上のFirefox+Flash9が結構安定して動作するという情報があったので試してみた。

ちなみに、手元の環境は1/19頃の6-STABLEで、Wineのバージョンは0.9.54。デスクトップ環境はGNOME 2.20.3。

まず、6系の場合はカーネル回りにパッチを当てる必要があるようなので、FreeBSD WikiのWineのページからパッチを入手し、手順どおりにパッチを当ててmake worldしておく。

次にWineのインストール。ports treeのemulators/wineで

# make install clean

すればOK。6Rを使用していて前述のとおりカーネルにパッチを当ててmake worldした場合はWineも再度ビルド/インストールし直す必要があるみたい。あと、無用なトラブルを避けるために~/.wineがある場合はリネームして退避しておく。

次はX.Orgの設定。Composite Extentionを無効にしないとWineが動作しないようなので、/etx/X11/xorg.confを編集し、

Section "Extensions"
        Option       "Composite" "false"
EndSection

としておく。

次にWindows版Firefoxをインストールする。ここから日本語版をダウンロードして

$ wine Firefox\ Setup\ 2.0.0.11.exe

でインストーラが起動する。インストールが完了したらデスクトップに「Mozilla Firefox」のアイコンが出来上がるので、ダブルクリックでWineのFirefoxが起動する。

次にFlash Playerのインストール。ダウンロードはここから。ダウンロードしたら、

$ wine install_flash_player.exe

でインストーラが起動してインストールできる。インストールが完了したら、Firefoxを再起動してアドレスバーに about:plugins と入力して、Flash9プラグインが問題なくインストールされているか確認。

about:plugins

ここまで出来た状態で、Flash9を使用しているサイトがそこそこ普通に見られるようになっているはず。映像が欠けたり、音に時折ノイズが乗ったりするけど、落ちたりはしない。感動。

次に、もうちょっと実用的に使うためにWineの設定を行う。

まず、そのままだとWineで動作しているアプリケーションに日本語入力が出来ない。これを可能にするため、~/.wine/user.regに

[Software\\Wine\\X11 Driver]
"InputStyle"="root"

を追記する。これで日本語入力が可能になる。

あと、Wineの仕様として、英字フォントが指定されていてテキスト内に日本語(非ASCII文字)が混じっている場合、その日本語テキストには代替フォントが適用されずにそのまま文字化けしてしまうみたい。このため、Flex2でフォントの指定なしに生成したswfファイルや、ニコニコ動画のコメントなどがすべて「<」という文字に文字化けしてしまう。

TwitterでnitoyonさんにFlex2のデフォルトフォントはVerdanaだと教えてもらったので、~/.wine/system.regの

[Software\\Microsoft\\Windows NT\\CurrentVersion\\FontSubstitutes]

のエントリに

"Verdana"="IPAPGothic"

を追加すると、IPAPゴシックフォントが使用されるようになり、Flex2でフォントの指定なしに生成したswfファイルの文字化けが直る。

Hello, World!

次にニコニコ動画。色々試してみたところ、ニコニコ動画のコメントはフォントに「Arial」を指定しているっぽい。という事で前述の~/.wine/system.regのFontSubstitutesのエントリに

"Arial"="IPAPGothic"

を追記。これでコメントがちゃんと見られるようになる。

ニコニコ動画

これで思う存分ニコニコ動画が観られるAS3の勉強が出来るようになった。やったね。とはいえ、こんな苦労しなくても良いように早くFreeBSDネイティブなFlash9プラグインが配布されればいいのに。

以下、参考にしたページ。