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乗鞍レースレポート(当日編)

posted by jun-g at Sun, 02 Sep 2012 21:20 JST

いよいよレース当日。

4時起床。バナナと薄皮粒あんぱんを1個食べる。薄皮粒あんぱんはレースの日の朝に必ず食べてる。でもってゆっくりストレッチして体をほぐす。

5時に宿の朝食。おかずとおにぎりx2とバナナ。もちろん完食。

5時半から宿の前で固定ローラーを使ってアップ開始。気温は低いけど風がなくて半袖でも思ったより肌寒くなかった。20分ほど軽く流して体を暖めてからローラーの負荷をmaxにして3分ほど回して終わり。心拍は最大170ぐらい。膝の痛みもなく疲労も残って無さそうで、脚もよく回って良い感じ。

同じ宿に泊まっていた方々は皆様とっくに会場に向かわれたようなので慌てて着替えてドリンクを用意して受付に出発。バイクのセッティングは普段とまったく変わらない。ボトルゲージすら外してない。ボトルは1本だけで中身はCCD。僕には特殊な機材やセッティングより普段と変わらないフィーリングの方が重要。

手荷物を預けて待機場所に自転車を置いてスタート待ち。都合よく便意を催してきたのでトイレ待ちの行列に並ぶ。スタート時間が遅いので余裕でトイレ完了。7時半頃にメイタンCCC2000補給。まぁこれは気休めみたいな感じ。あとはストレッチしながらひたすらスタート待ち。緊張して胃がムカムカしてきた。相変わらずメンタル弱い。

いよいよスタートの時間。今日の目標は1時間切り。1時間切れればリザルトはおのずとついてくるはず。速そうな人がいれば付いて行く、いなければ普段のレースと同じように独走で行く。それだけ。

3列目ぐらいからスタート。右側から前にするするっと上がって先頭10人ぐらいに混ざる。しばらくするとあっさり先頭に出ちゃった。ローテする感じかなぁ?と思っていたけど誰も前に出てくれないのでしばらく先頭固定で走る。

休暇村手前の駐車場で騒がしく観戦している人たちがいるなぁ、と思ったら妻だったので苦笑。ずっと先頭固定だったので観戦ポイントを過ぎたあたりで「えーずるーい誰か回ってよぉ」と声出してお願いしてみた。しばらくすると2人ほどローテに入ってくれたけど2人ともキツそうでうまくローテできない感じ。

そうこうしているうちにあっさり第1CPに到着。早っ。こんなペースじゃ1時間切れねーよっ!脚もまだまだ余裕だよ!ということで、独走することに決めた。

とはいえいきなりペースアップできるほど強くもないので、無理のない感じでじわーっとペースを上げる。じわーっ。ざっくりとしたコースプロフィールによると13km地点あたりから第2CPまでの2kmが勾配キツ目らしいので、そこまではずっとじわーっ。 で、つづら折りの勾配キツイ区間で見事に脚に力が入らなくなって焦る。うへー、やっぱり先週の最後の追い込みが不足してたかなぁ、と反省しつつ、「今僕がキツイ時間は他の人も絶対キツイので踏ん張るべし」と自分に言い聞かせつつ勾配が緩んだ箇所でフォームとペダリングを落ち着かせてペースを取り戻す。

そこからはサイコンの走行距離とにらめっこしながらひたすらガマンの時間。心拍は170台後半でそんなに上がってないのに息が苦しかった。やっぱり高地だから?

残り2kmあたりに到着した頃、なんと下山が始まっていてショックを受ける。え、ロードCの第2グループがスタートしてまだ1時間経ってないのに何故下山が始まってんの?ただでさえ道幅が狭いのに下山でさらに狭められて、ロードCはまともにレースさせてもらえないの?スタート順が遅いのも、コースに選手が多くて道が塞がれるのも仕方がないけど、最終組スタート後1時間も経たずに下山開始はさすがに無いやろ…。あまりのショックで脚が止まった。

しかし、残り距離も少ないので気を取り直してとにかく脚を回す。走行可能なラインが無くてラストスパートはほぼ不可能だったが、最後100mだけ微妙にもがいてゴール。

サイコンの計測時間を見ると、残念ながら1時間30秒ぐらいで目標達成できず。悔しくて「クソーっ」と何度も連呼してしまった。

悶々としたまま、自転車を置いて荷物を受け取ってすぐに下山準備。しかし下山待ちの行列が全然進まず。1時間ほどかかってようやく下山開始。

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去年のレースは結果こそ良くなかったものの、何となくやりきった感じがして下山中は満足感でいっぱいだったけど、今年は目標も達成できず、レースも邪険にあつかわれた印象もあり、下山中ずっと悶々としていた。で、なんだか無性に悔しくなってきて涙がポロリ。これで1位ちゃうかったら本当に救われへんなぁ、と思いながら。

下山して妻と合流すると、昨年大台ケ原で知り合いになった北条さん(男子Fクラス3位!)ご夫妻が一緒だったので、しばし談笑。駐車場では北条さんの奥様をはじめ、選手の奥様方が皆様で応援下さっていたそうで。ありがとうございました。声援が大変力になりました。

受付で完走証をもらったあと、一旦宿にもどってレース結果を宿の方に報告。リザルトはわからないけど表彰台は間違いないですと伝えると大変喜んでもらえて良かった。で、チェックアウトして車を会場近くの駐車場に移動。

リザルトをチェックすると、タイムは1時間18秒で無事クラス優勝。ホッと胸を撫で下ろす…。

表彰式待ちで3位の側溝大尉さん、2位の興梠さん、男子E2位のレッドさんから話しかけてもらって嬉しかった。ゴール地点でも表彰式でもいっつもボッチ全開w

表彰式直後に副賞でいただいた日本酒をその場で割ってしまうトラブル発生。そして抽選会も見事に外れた。何でもかんでも上手くいかないもんですな。厄除けできたのかもねと気を取り直して乗鞍を後に。しかし、渋滞情報を見ると渋滞だらけだったので、ひるがの高原SAで1〜2時間ほど時間を潰してから再出発。結局22時頃に帰宅。

以上が今年の乗鞍でした。リザルトだけ見れば大成功ですが、もっと上手く走れたんじゃねぇの?と自分的には反省点が盛り沢山。ともあれ、ようやくスタート地点に立てた気分です。いよいよ来年はチャンピオンクラスに挑戦します。間違いなく速い人ばかりなので、一緒に走れるのが今から楽しみです!

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