ハイパーバイザ型仮想化ソフト事始め その2
posted by jun-g at Sun, 24 Apr 2011 16:00 JST
前回の続き 。とりあえずインストールして簡単に触ってみたところまで。
Citrix XenServer
- インストールは簡単。
- 接続したHDDをインストール時に全て選択しておけば、LVMの論理ボリュームとなり1つのHDDとして見える。便利。
- XenCenterというWindowsで動作する管理ソフトが必須という事実を知って驚愕した。 悪あがきとして OpenXenManager というソフトを見つけてきて試してみたが、メモリの設定がうまく出来なかったので断念してWinXPの入ったノートPCにXenCenterをインストールした。
- VMの設定は超簡単。
VMware vSphere Hypervisor
- インストール途中でエラーになってインストールに難儀した。ググって見つけたページ ProLiant ML110 G6 と VMware ESXi 4.1 によると、インストーラーがML110 G6のDVDドライブを認識しないとの事だったので、USBでCDドライブを接続してそちらからインストールすることで事無きを得た。
- こちらもWindowsで動作する管理ソフトが必須。無念。
- HDDは個別の管理。単一の大きなボリュームとして扱うにはハードウェアRAIDを組むしか無さそう。
- VMの設定は簡単だが、VMから起動するゲストOSからも内蔵DVDドライブが見えないようなのでCDからのインストールはとても面倒。
Microsoft Hyper-V Server 2008 R2
- インストールイメージの容量がやたらデカイのでちょいビビりながらDVDに焼いて起動してみると、まさかのWindowsのインストールが始まった。容量がデカイ原因はこれかー!
- Windowsが入るんならもしかしてクライアントソフトがいらないんじゃ? 1台で完結できるのならHyper-Vが最強じゃ? と思って一瞬だけニヤニヤしたが、インストール後に起動してみるとそれらしいメニューは見付けられず、よくよく調べてみるとやはり管理ソフト必須、しかもVista以降のみ対応だった。
- XPしか持ってないので評価もできず断念。悲しー。
ということで、上記3つを試して(厳密には2つしか試せてない)みたところ、XenServerがとても使いやすそうに感じたので、OSはひとまずXenServerを使うことにした。
次に、
- HDD容量はVM用に沢山置いときたいのでホストOSはUSBメモリにインストールしたい
- LVMは手軽だけど冗長化したいのでRAID組んどきたい
と、試してみたいことが出てきたので、XenServerでこの2点を試してみることにした。
つづく。