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Google App EngineでPyBlosxomを動かす

posted by jun-g at Sun, 11 May 2008 06:20 JST

遅まきながら、Google App EngineのSDKで遊んでいます。入門記事を読みながらHello worldをこなし、次にPyBlosxomを動かしてみる事にしました。

まずはアプリケーションを配置するディレクトリを作成。

$ mkdir -p ~/gae/pb

次にPyBlosxomをダウンロードして展開し、先ほど作ったディレクトリの下に配置。

$ cd /tmp
$ fetch http://jaist.dl.sourceforge.net/sourceforge/pyblosxom/pyblosxom-1.4.3.tar.gz
$ tar zxvf pyblosxom-1.4.3.tar.gz
$ cp -R pyblosxom-1.4.3/Pyblosxom ~/gae/pb/.

データ用のディレクトリを作る。

$ mkdir -p ~/gae/pb/data/entries

config.pyを環境に合わせて書き換える。

$ cp /tmp/pyblosxom-1.4.3/web/config.py ~/gae/pb/.
$ vim config.py

datadirは"data/entries"と相対パスで指定。他はお好みで適当に。

次に~/gae/pbの直下にメインとなるモジュールpb.pyを作成。

import wsgiref.handlers

import Pyblosxom.pyblosxom
from google.appengine.ext import webapp

def main():
    application = Pyblosxom.pyblosxom.PyBlosxomWSGIApp()
    wsgiref.handlers.CGIHandler().run(application)

if __name__ == '__main__':
    main()

同じく~/gae/pbの直下にapp.yamlを作成。

application: hello

version: 1

runtime: python

api_version: 1

handlers:

- url: /.*
  script: pb.py

これで準備完了。~/gae/pb/data/entriesの下に適当に書いたエントリのファイルを置いて起動。

$ dev_appserver.py ~/gae/pb  
INFO     2008-05-11 05:55:30,453 appcfg.py] Checking for updates to the SDK.
WARNING  2008-05-11 05:55:30,949 datastore_file_stub.py] Could not read datastore data from /tmp/dev_appserver.datastore
WARNING  2008-05-11 05:55:30,949 datastore_file_stub.py] Could not read datastore data from /tmp/dev_appserver.datastore.history
INFO     2008-05-11 05:55:30,954 dev_appserver_main.py] Running application hello on port 8080: http://localhost:8080

よし、ブラウザからアクセス!するとエラーが出る…。

...snip...
 /home/jun-g/gae/pb/Pyblosxom/tools.py in ()
 1282     __overlapped = pywintypes.OVERLAPPED()
 1283 elif os.name == 'posix':
 1284     import fcntl
 1285     LOCK_EX = fcntl.LOCK_EX
 1286     LOCK_SH = fcntl.LOCK_SH
fcntl undefined

: No module named fcntl
      args = ('No module named fcntl',)
      message = 'No module named fcntl'

fcntlというモジュールが使えないみたいなので、tools.pyを適当に書き換えてfcntlを使わないようにしてみる。

$ diff -u tools.py.orig tools.py
--- tools.py.orig	2008-05-11 05:59:14.000000000 +0900
+++ tools.py	2008-05-11 06:00:06.000000000 +0900
@@ -1281,10 +1281,9 @@
     # is there any reason not to reuse the following structure?
     __overlapped = pywintypes.OVERLAPPED()
 elif os.name == 'posix':
-    import fcntl
-    LOCK_EX = fcntl.LOCK_EX
-    LOCK_SH = fcntl.LOCK_SH
-    LOCK_NB = fcntl.LOCK_NB
+    LOCK_EX = None
+    LOCK_SH = None
+    LOCK_NB = None
 else:
     raise RuntimeError("PortaLocker only defined for nt and posix platforms")
 
@@ -1299,10 +1298,10 @@
 
 elif os.name =='posix':
     def lock(f, flags):
-        fcntl.flock(f.fileno(), flags)
+        pass
 
     def unlock(f):
-        fcntl.flock(f.fileno(), fcntl.LOCK_UN)
+        pass
 
 # END portalocking block from Python Cookbook.
 # %<-------------------------

でもってブラウザからアクセスすると、

PyBlosxom on Google App Engine SDK

動いた!という事で、今日はここまで。

GEOMでRAID構築

posted by jun-g at Wed, 07 May 2008 00:04 JST

手元にHDDが沢山余っていたので、FreeBSD-7Rで構築した自宅のファイルサーバにRAIDを構築してみました。

最初、ストライプしてからミラーするべきか、ミラーしてからストライプするべきか、という素朴な疑問で悩んだのですが、RAID01とRAID10の違い:佐野裕のサーバ管理者日記:ITproという記事を読んで、RAID01とRAID10は別モノで、ストライピンググループをミラーしたRAID01よりも、ミラーしたグループをストライピングしたRAID10のほうが可用性が上である、ということがわかったので、RAID10を構築することにしました。

HDDの構成は、マザーボード上のATAセカンダリに160GBx2、増設ATAカードに120GBx4で、デバイス名はそれぞれad2~7になりました。

まずはgmirrorでRAID1のグループを3つ作ります。

# gmirror label gm0 /dev/ad2 /dev/ad3
# gmirror label gm1 /dev/ad4 /dev/ad5
# gmirror label gm2 /dev/ad6 /dev/ad7

問題なく構築できているか確認。

# gmirror status
      Name    Status  Components
mirror/gm0  COMPLETE  ad2
                      ad3
mirror/gm1  COMPLETE  ad4
                      ad5
mirror/gm2  COMPLETE  ad6
                      ad7

問題なくできているようです。次にこのRAID1アレイを束ねてgstripeでRAID0を構築します。

# gstripe create -s 131072 gs0 mirror/gm0 mirror/gm1 mirror/gm2

問題なく構築できた?

# gstripe status
      Name  Status  Components
stripe/gs0      UP  mirror/gm0
                    mirror/gm1
                    mirror/gm2

問題なし!newfsしてマウントします。

# newfs /dev/stripe/gs0
...snip...
# mount /dev/stripe/gs0 /mnt
# df -h /mnt
Filesystem         Size    Used   Avail Capacity  Mounted on
/dev/stripe/gs0    334G    4.0K    333G     0%    /mnt

できた!160+120+120=400GBなのに334GBになっているけど、細かいことは気にしません。

ということで、無事RAID環境が構築できました。この環境なら突然HDDが1本死んでも大丈夫だし、RAID10なので単純なRAID1よりもパフォーマンスも良いはず(ベンチマークは取っていませんが…)。手元に予備の160/120GBのHDDもあるので安心です。ただ、6本もHDDを使っていながらたった334GBしか容量が確保できてないというのが、電気の無駄遣いに感じてしまいますが…。最近HDD安いですもんね。

以下、今回参考にしたサイト。

ルータが壊れた?

posted by jun-g at Tue, 06 May 2008 01:01 JST

昨日、突然インターネットに繋がらなくなって、原因を色々探ってみると、どうやらルータが壊れているようでした。使っていたルータは4年程前に購入したマイクロリサーチのNetGenesis SuperOPT-GFiveです。

とりあえず、代替機として保管してあったNetGenesis SuperOPT50を投入してインターネット環境は復旧できたのですが、やっぱりローカル側だけでもギガビットなルータが欲しいなーと思ったので色々物色していたのですが、どうも気に入る機種がなくて、もう一度SuperOPT-GFiveを買いなおすべきかを迷っていました。で、何気なくkakaku.comのクチコミ掲示板を見ていたところ、僕と同じような故障状況の書き込みがあり、それによると、故障の原因はルータ本体ではなく、電源アダプタの故障であるということがわかりました。

そうとわかれば!ということで、早速マイクロリサーチのオンラインショップで電源アダプタを注文してみました。週末には届くみたいです。これで直れば良いなぁ。